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【2025年度】兵庫県公立高校入試・英語を徹底解説|大問別の対策と時間配分

9月22日
読了時間: 8分

2025年3月12日に実施された令和7年度(2025年度)兵庫県公立高校入試の英語を、大問ごとの出題内容と得点率から解説します。兵庫県の英語は、長文を読む速さだけでなく、会話の流れをつかむ力、基本語彙を正確に書く力、動詞を文脈に合わせて変化させる力まで幅広く問われます。


2025年度の英語は大問5題

出題は次の5つで構成されました。

  1. 聞き取りテスト:会話への適切な応答、会話の要点、説明文の概要・要点

  2. 会話文読解:日本とオーストラリアの高校生による生徒会活動の意見交換

  3. 説明文読解:地域の特色ある図書館の取り組み

  4. 会話文読解:日本の高校生とイギリスからの留学生による傘についての会話

  5. 英語表現:語句整序、動詞の語形変化、基本語彙・表現

大問1 聞き取りテスト

聞き取りは、短い会話に続く応答、会話の要点、説明文の概要を選ぶ形式です。公式集計では、設問別得点率は47.4%から89.2%でした。単語を一語ずつ追うより、誰が・何を・いつ・なぜをメモし、放送前に選択肢の違いを確認するのが有効です。

大問2 生徒会活動を題材にした会話文

日本とオーストラリアの高校生が、校則や学校行事などについて意見交換する文章です。空所の前後だけでなく、発言者の経験や意見を結び付けて判断します。メールの質問文を完成させる問題では、本文中の発言と質問の目的を照合することがポイントです。

大問3 地域の図書館についての説明文

地域の特色ある図書館の取り組みを読み取る問題です。段落ごとの概要を問う設問もありました。最初から全文を訳すのではなく、各段落の冒頭と結論に注目し、「その段落は何を説明しているか」を短く整理すると、読み戻しを減らせます。

大問4 傘をテーマにした会話文

日本の高校生とイギリスからの留学生が、さまざまな傘について話す会話文です。文章と資料の情報を結び付け、話の概要や文脈を判断します。設問を先に読み、人物・傘の種類・特徴に印を付けておくと情報を整理しやすくなります。

大問5 語彙・文法・英語表現

ここが差のついた大問です。公式集計では、語句整序の一部が25.9%、動詞の語形変化は15.5%から29.2%、基本語彙・表現の一部は8.4%でした。文法用語を覚えるだけでは足りません。主語と動詞を先に決め、時制、三単現、受け身、不定詞や動名詞などを文の意味に合わせて使う練習が必要です。

2025年度長文で使われた文法ランキング


大問2〜4の本文を対象に、設問の選択肢と空欄部分を除いて当塾が集計しました。同じ文に複数の文法が含まれる場合は、それぞれ1件として数えています。


1位 不定詞:30か所【習得必須】

目的を表す用法、名詞を説明する用法、動詞の後に続く用法などが幅広く登場します。toの後ろが動詞の原形になっているかを見抜き、文中での役割を判断できるようにしましょう。


2位 助動詞:18か所【習得必須】

can、will、should、wouldなどが、可能・未来・義務・話し手の判断を表します。助動詞だけで訳さず、前後の文脈から意味を選ぶ力が必要です。


3位 関係代名詞:12か所【習得必須】

who、which、thatなどが、人や物を後ろから説明します。長い文でも、先行詞と関係代名詞以下のまとまりを区切れることが読解速度に直結します。


4位 動名詞・分詞:10か所

動詞のing形が、名詞・進行形・説明の働きで使われています。形だけで決めず、文中の位置から役割を判断します。


5位 受動態:5か所

be動詞+過去分詞の形で、「〜される」という意味を作ります。主語が動作をする側か、受ける側かを確認します。


6位 現在完了:3か所

have+過去分詞の形で、経験・継続・完了を表します。過去形との違いを文脈から判断する必要があります。


7位 条件文・仮定法:3か所

ifを使った条件と、現実とは異なる仮定の両方が登場しました。if節と主節の時制の組み合わせを確認しましょう。


8位 比較表現:3か所

比較級を使い、人や物の違いを説明しています。何と何を比べているかを正確につかむことが大切です。


特に不定詞・助動詞・関係代名詞は、2025年度の長文を読むために習得必須です。単独の文法問題として覚えるだけでなく、長文の中で意味のまとまりを素早く見抜ける状態を目指しましょう。


ランキングから分かる、効果的な文法の勉強法

順位が高い文法から、①形を見つける、②意味のまとまりで区切る、③日本語にする、④主語や単語を変えて1文作る、の順で練習します。問題集で答えを選ぶだけでなく、長文の中で文法の働きを説明できる状態にすることが重要です。

1.不定詞は「3用法」を見分ける【習得必須】

実際の本文には「going to talk about school activities」という表現があります。まずto+動詞の原形を囲み、「〜すること」「〜するための」「〜するために」のどれで訳すかを書きます。長文から1日5個の不定詞を探し、名詞的・形容詞的・副詞的用法に分類しましょう。

例:I went to the library to study.

最後のto studyは「勉強するために」という目的です。toの後ろが動詞の原形かも確認すると、前置詞のtoとの混同を防げます。

2.助動詞は「意味」と「話し手の気持ち」をセットで覚える【習得必須】

can、will、should、wouldなどに線を引き、その直後の動詞の原形に二重線を引きます。可能・未来・助言・推量のどれを表すか、前後の文脈から判断する練習が効果的です。

例:You should check the choices first.

このshouldは「先に選択肢を確認した方がよい」という助言です。If I had ... I would ... のwouldは単純な未来ではなく、現実とは異なる仮定として読みます。


3.関係代名詞は文を2つに戻す【習得必須】


実際の本文には「people who need help」という表現があります。who need helpがpeopleを後ろから説明しています。


まずpeople / who need helpのように区切り、People need help.とWe support the people.のような2文に戻します。who・which・thatから始まる部分を括弧で囲み、説明される名詞を矢印で結ぶ練習をすると、長い文でも主語と動詞を見失いにくくなります。


4.動名詞・分詞は-ingの役割を判定する


-ing形を見つけたら、「〜すること」を表す動名詞、be動詞と組む進行形、名詞を説明する分詞のどれかに分類します。


例:Reading English every day is useful.

このReadingは文の主語になっているため動名詞です。10文ずつ分類し、なぜその役割になるのかを説明する練習が有効です。


5.受動態は「誰がしたか」を補って読む


be動詞+過去分詞に印を付け、動作をした側を補います。


例:The window was broken by the wind.

The wind broke the window.という能動態に直すと、誰が何をしたかが明確になります。毎日5文を能動態と受動態に書き換えましょう。


6.現在完了は過去形との違いを比べる


実際の本文には「I’ve never heard of it」という表現があります。過去の経験が現在につながる言い方です。


I visited London last year.は過去の一点、I have visited London twice.は現在までの経験です。yesterday・last yearと、ever・never・already・for・sinceを分類すると使い分けが定着します。


7.条件文・仮定法はif節と主節をセットで覚える


例:If it rains, I will stay home.は起こり得る条件、If I had an umbrella, I would use it.は現実とは異なる仮定です。if節と主節の時制をセットで囲み、1日3組ずつ書き換えると形を覚えやすくなります。


8.比較表現は比べる対象に印を付ける


例:This bag is lighter than that one.

何と何を比べているかに印を付け、thanの前後を確認します。原級・比較級・最上級の3通りで同じ内容を書き換える練習が効果的です。



1週間の学習例


月曜日:不定詞を長文から10個探し、3用法に分類する。

火曜日:助動詞+動詞の原形を10文で確認し、意味を説明する。

水曜日:関係代名詞を含む5文を、元の2文に戻す。

木曜日:動名詞・分詞・進行形を10文で分類する。

金曜日:受動態と現在完了を書き換え、時制の違いを確認する。

土曜日:条件文・仮定法・比較表現を混ぜて演習する。

日曜日:2025年度の長文を時間を測って読み直し、文法に印を付けて根拠を説明する。


間違えた問題数だけでなく、「どの文法を見落としたか」を記録すると、次に復習すべき単元が明確になります。総合進学塾いい塾では、完全1対1で誤読した一文まで確認し、その生徒に必要な文法から学習順を組み立てます。


※英文の短い抜粋は、令和7年度(2025年度)兵庫県公立高校入試・英語から引用しています。問題文全体は転載していません。

おすすめの時間配分

  • 聞き取り:約10分

  • 大問2:約8分

  • 大問3:約10分

  • 大問4:約10分

  • 大問5:約8分

  • 見直し:約4分

長文1題に時間をかけ過ぎず、迷う問題には印を付けて先へ進みます。大問5の書く問題は後回しにしすぎると、分かっていた問題まで落とします。

2025年度から分かる英語対策

  1. リスニングを週に複数回練習する:選択肢の先読みと要点メモまでセットで行う。

  2. 段落ごとに要点をつかむ:全訳ではなく、話題・主張・理由を整理する。

  3. 基本語を「書ける状態」にする:意味だけでなく、つづりと語形変化まで確認する。

  4. 過去問は50分で解く:採点後は間違いを語彙・文法・読解・時間不足に分類する。

完全マンツーマンで、英語の失点原因から直します

総合進学塾いい塾は、講師1人が生徒1人だけを指導する完全マンツーマン専門塾です。過去問を解いて終わりにせず、誤答の原因を一問ずつ確認し、志望校と現在の得点に合わせて学習順を組み立てます。

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参考資料

※問題文そのものは転載せず、兵庫県教育委員会が公表した実施結果と公開されている過去問をもとに、出題内容と学習方法を解説しています。

 
 

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