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「作文」と「小論文」って
​どう違うの?

作文は、自由な発想で好きなように書いて良い文章です。

一方、小論文は「論じること」が目的であり、何らかの問題提起や主張をして、自分の考えを筋道立てて説明することが求められる文章です。

 

また、作文は、主張がなくても自分の思いを連ねて書けば良い文章ですが、小論文は、主張したいことが明確になっていなければなりません。

 ただし、小規模な自治体の公務員試験で時折見られるケースとして、「作文試験」と銘打っておきながら、実際は明らかに「論文」を求めていることがあります。

 

そういう場合は、問題文をよく読んで、「作文試験」となっていても中身は「論文」で書かなければなりません。

「独自性のある答案」を
​求める大学入試

「歴史を学ぶ意義は何か」「真理とは何か」「そもそも歴史とはなんだろう」といった問題は、根本に立ち返って考え直すことが大切!

内容に独自性がある答案の方が評価は高いのか」と聞かれます。

しかし、これは試験の種類によって異なります。

 公務員試験の場合、そもそも、今まで誰も考え付かなかったような素晴らしい取り組みを、受験生が1時間程度の試験時間で考えられるものではありません。

 

公務員としての見識があるか、行政上の課題に対しての関心・問題意識を持てているか、それらを的確に文章としてまとめる力があるかどうかということが評価ポイントです。

 

 これが大学入試になると、少々話が違ってきます。

 

大学教員の仕事は、いかに他人がやっていない研究分野を見つけて、以下に独自性のある論文を書くかということです。そういう発想を持った人たちが作問、採点をするため、発想のオリジナリティが求められるものが多いと言えます。

 

特に、課題文付きの小論文の場合は、本文をなぞるのではなく、自分なりの独自の見解を打ち出すことが大事です。

 教員試験は、両者の中間的な位置付けです。これまでの前提を覆してまで考えるような問題ではないものも多いですが、受験者が、自身の経験などを踏まえながら自分なりに最良と考えることを書きます。その意味での独自性は求められます。病院採用試験や昇格試験も、考え方は同じです。

 マスコミ採用試験は、最も独自性が求められていると言えます。一般的に、型にはまらない発想を持った人が求められますし、試験問題が「大」のような漢字一字だけという会社もあるように、柔軟な発想をしなければ書けない問題も多いです。

「です・ます」と「だ・である」
どちらの書き方がいいの?

小論文試験は、「だ・である」の文体で書くべきです。正式な学術論文は「だ・である」で書きます。小論文も論文の一種ですから、これに習います。履歴書、エントリーシート、志望理由書、面接カードなどは、自分が書きやすい文体で書いても構いません。ただし、「です・ます」調は必然的に字数が増えるため、限られたスペースの中に収めるという意味でも、やはり「だ・である」の文体をお勧めします。

「段落わけ」って
いつすればいい?

 大学入試では、200字以内、400字以内といった短い字数の出題があります。

段落分けに明確なルールはありませんが、読み手が「ひとかたまりの文章として読みにくくないかどうか」を考えて区切ります。

 次の基準を目安の1つとしてください。

200字以内なら段落分けをする必要はありません。

300字ならそろそろ段落分けをした方が良いです。

400字であれば確実に段落分けをすべきです。

「~字以内」
「~字以上、~字以内」
「~字程度」
それぞれ何字描けばよいか?

 字数を指定する指示文の表現は、主に「~字以内」「~字以上~字以内」「~字程度」の3種類があります。絶対的な目安はありませんが、800字をベースに、それぞれどれくらい書けば良いかの目安を示します。

800字以内

最低640字。720字以上が理想。

少なくとも上限の8割は書き、9割以上を目指します。7割を切れば明らかに印象が悪くなり、さらに短いと減点、最悪の場合は採点対象外になる可能性があります。上限に近い字数で、中身のある議論を展開できる力が求められています。

500字以上800字以内

最低640字。720字が理想。

 

制限字数ギリギリの答案は意欲が疑われ、評価を下げる可能性があります。書き始める前に上限近くの字数を想定し、十分な素材を用意しましょう。

800字程度

720~880字

800次のプラスマイナス1割程度の範囲に収めます。ただし、そこから多少の過不足があっても許容されます。

誤字・脱字の
効率的な見つけ方

 誤字や脱字は、致命的なミスとはいえないものの、数が多くなればなるほど確実に印象は悪くなります。それを防ぐ方法が、「声に出して読み上げること」です。 視覚だけに頼らずに声に出すことで、他の神経も使うために誤字・脱字を発見しやすくなります。もちろん本番会場で声を出すことはできませんが、口を動かすだけでも十分に効果があります。

「適格な指摘」→「的確」または「適確」

「間違いがない・適切である」という意味では「的確」または「適確」を使います。「適格」とは「資格を備えている」という意味です。

「コンプライアンスを遵守すべきだ」→「コンプライアンスを徹底」など

コンプライアンスは「法令遵守」という意味です。「コンプライアンスを遵守」では、意味が重複しています。「コンプライアンスを徹底すべきだ」などと言い換えます。

「きめ細やかな支援をしていく必要がある」→「きめ細かい」

「きめ細やかな」は、一般によく見かけるようになりましたが、収録されていない辞書も多く、誤用とされる可能性があります。「きめ細かい」「きめの細かい」であれば、問題ありません。

「9割の確立で成功する」→「確率」

この場合は「確率」です。「確立」は、きちんと定まっていること。

「市民の期待に答える」→「応える」

人の気持ちなどには「応える」、質問に対しては「答える」です。

「試験問題に回答する」→「解答」

人の気持ちなどには「応える」、質問に対しては「答える」です。

「意見がぴったり会う」→「合う」

この場合は「合う」です。人に出会う場合は「会う」を使います。

「健康寿命を伸ばす」→「延ばす」

期間などを引きのばす場合は「延」です。「伸」は「成績を伸ばす」など、成長、伸展を示す場合に使います。

「医療費の増加を押さえる」→「抑える」

伸びてきたものをおさえつける意味では「抑」を使います。「押」は「要点を押さえる」などで使います。

「リーダーを勤める」→「務める」

「勤める」は、会社などで働く意味。「務める」は「服務」が示すように、ある役割を果たすことです。他に「努力する」という意味の「努める」があります。

「彼と話しをした」→「話をした」

「話」は、名詞として使う場合は送り仮名を振りません。動詞として使う場合は送り仮名を振ります。

「公共の建物の安全性を追及すべきだ」→「追求」

この場合は「追求」が正しい表記です。「追い求める」という字が示すように、安全性、低価格、品質などを「追求」するという文脈で使います。「追及」は、相手の責任などを問う場合に使います。

「看護師として患者さんに暖かい言葉をかけていきたい」→「温かい」

この場合は「温かい」とします。「暖かい」は、「寒暖の差」「暖冬」などに示されるように、「気候の暖かさ」という文脈で使います。

「始めにも述べたように」→「初め」

「冒頭で述べたように」という意味でこう書く人がいますが、この場合は「初めにも」が適切です。「最初」「当初」「初雪」など、「初」は「物事のそもそものはじまり」という文脈で使われます。一方「始」は、「開始」「始業」など、「ある一定の時点からのはじまり」という場合に使う漢字です。もし自信がない時は、ひらがなを使うと間違いがありません。

「成功には努力が不可決」→「不可欠」

「欠かせない」という意味では、「不可欠」を使います。

初めて小論文試験を受験するときに、いきなり、過去問題に取り掛かろうとしても、「そもそも、何から始めて、どう書けばよいかわからない」という人も多いでしょう。「重大ミスランキング」に入る前に、全試験に共通する執筆手順と思考プロセスを示します。

小論文を書くときに、知っておきたい手順があります。限られた時間のなかで書くべき内容を正しく書いていくためには、以下の7つのステップで書いていくのが効率的です。

①問題を読み、答えるべきポイントを把握する

②答案構成の「幹」を決める

③字数配分を考える

④「幹」の内容になる「枝」を箇条書きする

⑤話の流れを整理する

⑥清書する

⑦誤字脱字等をチェックする

それでは具体的なプロセスについて説明しましょう!

例題【自然災害に対する想定問題】

あなたは、地域の災害ボランティアの一員です。

今後特に対策に力を入れるべき自然災害を挙げた上で、

その災害が起きた時、ボランティアとして取り組むべき内容を述べなさい。

①問題から、答えるべきポイントを把握する

 まず、この問題で聞かれていることは次の2点です。

・今後、特に対策に力を入れるべき自然災害を挙げる

・ボランティアとしてどう取り組むべきか

 この2点が明確になるように書きます。

②答案構成の「幹」を決める

 ①を踏まえ、どんな話の流れにすればよいか、一番大きな論点となる「幹」を考えます。

 

例えば、次のように考えていきます。

 

・特に対策に力を入れるべき自然災害 ▶︎ 地震

・ボランティアとしてどう取り組むべきか

 ・ハード面の取り組み

 ・ソフト面の取り組み

・全体のまとめ

③字数配分を
考える

 次に、どれくらい字数を割くべきかを考えます。

問題の趣旨を考えれば、

「特に対策に力を入れるべき自然災害」よりも「どう取り組むか?」方に力を入れなければなりません。

 

したがって、次のような配分が理想的です。

 

・特に対策に力を入れるべき自然災害 ▶︎ 地震

 →2~3割

・行政としてどのように取り組んでいくべきか

 ・ハード面の取り組み

 ・ソフト面の取り組み

 →合わせて6~7割

・全体のまとめ

 →1割程度

④「幹」の内容になる「枝」を箇条書きする

 「特に対策を入れるべき自然災害」と「どう取り組むべきか?」の二つの「幹」ごとに、何を書けばよいか箇条書きしていきましょう。

・特に対策を入れるべき自然災害を挙げること ▶︎ 地震

 ・日本で地震が多発している。

 ・今後も発生する確率が高い。

  ↑

  それはなぜか?

首都直下地震や南海トラフ地震など大規模な地震が発生する可能性が高い研究があるから

 ・これら地震は、地震エネルギーが高いとされている

 ・このほかにも地震を起こす活断層が国内に多数ある

 ・対策がないと甚大な被害が出てしまう

 ・予知だけで被害を抑えられないため、事前対策が必要

・行政としてどのように取り組んでいくべきか

 【ハード面の取り組み】

 ・旧耐震基準で建設された公共施設の耐震補強を進める

 ・個人の在宅については耐震診断や補強のための費用を助成する

 ・湾岸部では防波堤や津波タワーの整備を進める

 【ソフト面の取り組み】

 ・地域住民の意識を高めることが必要

 ・例えば、自治会ボランティアで防災講習を開く。

 ・防災イベントの開催し地震や災害対策への関心を高める

 ・学校の授業の中でも防災教育の強化をお願いする。

 

・全体のまとめ

 ・これらの対策でボランティアが地震への備えを強化していくべき

 

 このように、「幹」に書くべきこと、知っていることをどんどん箇条書きしていきます。下書きでいきなり文章の形にすると、時間がかかる上、話の順番を入れ替える必要が出てきたときに、やりにくくなります。

⑤話の流れを
整理する

 材料が揃ったら全体の流れを確認しましょう。

1 不要なものを排除する

2 順番を入れ替えたりする

3 前後関係で矛盾がないかをチェックする

 

このように、話の流れを整理します。

⑥清書する

 読みやすい字を心がけて清書します。

 書き終わった文章の誤字脱字等をチェックします。

「手書き」にかかる時間の目安を把握しておこう

 試験が近づいたら時間配分を考える必要があります。鉛筆で原稿用紙に書くと意外に時間がかかるものです。最近は手書きで文字を書くことが少ないため、ぜひ慣れておいてください。自分で時間を計って、どれくらいかかるのか確かめておきましょう。

平均的に800字で30~35分、1200字で45~50分が目安になるでしょう。

小論文の重大ミスランキング WORST 第1位

「問題文の指示に正しく答えていない」

 試験が始まって真っ先にやるべきことは、「問題をよく読んで、何が問われているかをしっかり理解する」ということです。

 「そんなことは言われなくてもわかっている」と思うかもしれません。しかし、それができていない人が非常に多いのです。

 

 このミスは、多くの受験者が最もやりがちなミスであるだけでなく、一番大きな減点対象となる致命的なミスです。すべての小論文受験者が確実に克服しておくべき、もっとも重要な事項であるといえるでしょう。

聞かれていることに答えていない答案が続出する理由は3つあります。

 1つめは、「問題文の意味を理解して解く」ことの重要性をわかっていないということです。問題で聞かれていることと違うことを答えてしまったら、絶対に良い評価はつきません。

 たとえば、数学の試験で「1+2はいくらになるか?」という問題に「1×2=2です」と答えたら「×」です。計算そのものは正しくても、聞かれていることと異なることを答えているのですから、0点です。この理屈は誰でも理解でます。しかし、小論文試験になるとそれが意識できなくなり、問題文を「なんとなくわかった」状態で書き始めてしまうのです。問題を正しく理解しないまま書くことは、数字で言えば0点になるほどの重大ミスだということがわかっていれば、慎重に問題を読む習慣がつくはずです。

 

 2つめは、言葉の意味を突き詰めて考えない、ということです。

 次の例題を見てください。

 

・「現代において文学を学ぶ意義とは何か、述べなさい」

・「コンプライアンスの重要性について述べよ」

 

「意義」や「重要性について述べる」は、一見しただけではわかりにくい言葉です。そこで解答文を書く前に、指示されている言葉の意味を、あいまいにしないで考えるのです。

 

「意義」とは価値・値打ち、などを意味します。そのように別の優しい言葉で置き換えてみると「『文学を学ぶ価値・値打ち』についてかけばよいのだな」と理解しやすくなります。

 

「重要性について述べる」も、わかるようでよくわからない表現です。実際、「コンプライアンスの重要性について述べよ」という出題があると、「コンプライアンスを自分がどう実践してきたか」という観点から書く人が出てきます。

 

 そこで、たとえば「運動を続けることの重要性」というように、別のやさしい文列に同じ言葉をあてはめてみましょう。「運動を続けることで、ストレスを解消できるし、体力がついて病気の予防にも役立つ。『重要性を述べる』とは、つまり『なぜそれが大事なのか』を述べることだな」と理解しやすくなります。

 3つ目の理由は、書き始めたときは問題の意味を理解して書いていたけれども、だんだん問題文の趣旨からズレていく、ということです。

 この事態を防ぐためには、繰り返し問題文に目をやって、「何が問われているのか?」をチェックすることです。私自身も、模範解答を書く際は、20回、30回を問題文に目をやり「問題で聞かれていることからズレていないか?」「本当にこの解答の方向で良いのか?」と何度も確認しながら書いています。たとえ私自身が作成した問題であっても、です。人間の意識は、それくらいズレやすいものなのです。一貫した内容にするためには、問題文を正しく理解した内容を、自分の言葉で問題用紙に書いておき、それを何度も確認しながら書いていくと良いでしょう。

小論文の重大ミスランキング WORST 第2位

 

「具体的な言葉で書けていない」

 小論文指導において「具体的な言葉で書きなさい」とはよく言われることです。たいていの小論文の指導本に書いてありますし、小論文の指導を受けたことがある人ならば、一度は言われたことがあるでしょう。

 

 それにもかかわらず、なぜ、多くの受験生がこのミスを犯してしまうのか。それは、「どう書けばぐたいてきになるのか?」を知らないからです。もっと言えば、指導する側が「どう書けば具体的と言えるのか?」を教えていないからです。さらに、「なぜ具体的な言葉で書かなくてはならないか?」ということまで教えられていないからです。このミスも、「問題文で聞かれていることに答えていない」と同じように、あらゆる小論文試験、あらゆる受験者に共通して見られる傾向です。

「数字」「事実」「固有名詞」

「五感に訴える描写」

を入れる

 抽象的な文章には、説得力がありません。説得力がない小論文は、間違いなく大幅減点されます。「本当に素晴らしい」「ここでしか味わえない」のような抽象的な言葉を100個並べるより、1つの具体的な事実を書いたほうが、はっきり伝わるのです。小論文は、自分の主張を「なるほど」と相手に納得してもらうための文章です。「具体的にどういうこと?」と疑問を持たせてしまったら、致命傷になります。具体的に書くためには、固有名詞や数字を入れる、視覚、聴覚、触覚、味覚などに訴える描写をするのがポイントです。「読み手の頭にイメージがすぐ浮かぶように書く」のを心がけましょう。

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